仏教はこう考える

①輪廻転生
    
   生まれ変わることはつまり苦しみである。
   二度と生まれてこない=解脱こそがが仏教の理想である。

②菩薩
   
   あえてこの世に戻り衆生を救済しようとする悟りに到達した存在のこと。

③四苦八苦

「苦」とは「思うようにならない」という意味。

  生・・・生きるために殺すという因果から逃れられないという苦しみ
  老・・・年を取り衰えていくことが避けられない苦しみ
  病・・・自分の意志ではなく病にかかるという苦しみ
  死・・・死んでしまうという苦しみ

 愛別離苦(あいべつりく)  ・・・ 愛する者と別離すること
 怨憎会苦(おんぞうえく)  ・・・ 怨み憎んでいる者に会うこと
 求不得苦(ぐふとくく)    ・・・ 求める物が得られないこと
 五蘊盛苦(ごうんじょうく)・・・ 五蘊(ごうん…人間の肉体と精神)が思うがままにならないこと

④三千大千世界

須弥山を中心とする世界を一世界とし、一世界が千個集まったものを小千世界、小千世界が千個集まったものを中千世界、中千世界が千個集まったものを大千世界、もしくは三千大千世界、三千世界、三界、三千界と言う。
これは一人の仏(我々の世界では釈迦如来)が教化する(救いをもたらす)世界のことであり、世界は無数の三千大千世界から成る。

1つの三千大千世界は1人の仏が教化できる範囲であるとされるため、1つの三千大千世界を1仏国土とも呼ぶ。我々が住んでいる仏国土は娑婆(サハー)と呼ばれている。
阿弥陀如来が教化している仏国土を極楽浄土と呼び、我々の仏国土の西方に位置しているため西方極楽浄土と呼ぶ。
ほかに良く知られている仏国土には薬師如来の東方浄瑠璃世界や阿閦如来の 妙喜世界がある。

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