カニバリズムのカテゴリー

 カニバリズム(人肉食)は大きく2つのカテゴリーに分けることができる。


1つがエンドカニバリズム(内食人)であり、部族や家族内の死者に敬意を表するため行うものである。例えばクールー病が蔓延したパプアニューギニアのフォレ族がこれを行っていた。クールー病の蔓延は、彼らが死者の脳まで食していたため起こったと考えられている。

もうひとつがエクソカニバリズム(外食人)と呼ばれ、命を盗んだり、敵を威圧したりする目的で外部の人間を食するものである。世界では今日でも行われており、例えばシリアの反政府軍司令官は敵兵士の内蔵を食べたことが報告されている。ほかにも2014年、中央アフリカ共和国の「マッド・ドッグ」という男は、殺された家族の復讐を遂げるために、犯人のイスラム教徒を殺害し、その足を食べたという。この地域では、敵の肉を食べると途方もない力を授かるという信仰があるそうだ。

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